重役会議で彼はこんな質問を受けた。
「どうしたらペンの売上を上げられますか?」
主力のペンの売上がここ数年少しずつ落ちていたのだ。
彼は翌月の会議で、この質問は間違っていると言った。
「私達は何を売っているのか、と尋ねるべきです。」
すると同僚が軽蔑したように答えた。「ペンに決まっているじゃないか」
「違います。」
彼は答えた。
「私はこれまで、お客様がなぜうちのペンを買うのかと質問してきて、お客様がペンとしてではなく、贈り物として買っていることがわかりました。誰かが退職した時、子供が大学を卒業した時に、私達のペンが贈られているのです。私達はペンではなく贈り物を売っているーこのことを認識して、価格や宣伝、販路やマーケティングを見直すべきです」
イノベーションシンキング44ページより

それでは。今日もお元気で!

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