2018年7月6日金曜日

若松英輔「内村鑑三」講座 参加レポート1

 NHK大河ドラマ「西郷どん」により、さまざまな反響
影響がありますね。西郷を高く評価している書籍にも注目が
集まっています。

 その1つが、明治のキリスト者、内村鑑三が英文で書いた
「代表的日本人」https://amzn.to/2lJaPI9 です。

 この本は、明治のキリスト者内村鑑三が日本の精神性の深さを
世界に知らしめようと、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、
中江藤樹、日蓮という五人の歴史上の人物の生き方を通して
書かれた日本人論です。

今年の1月にNHK「100分de名著」で内村鑑三を紹介した
若松英輔さんの公開講座
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/50_uchimura/index.html

6/27水戸でありましたので参加してまいりました。

【内村鑑三、そして「代表的日本人」とは?】

 内村鑑三は明治を代表するキリスト者であり、
「代表的日本人」の著者。この「代表的日本人」は
岡倉天心『茶の本』,新渡戸稲造『武士道』と共に、
日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した
代表的な著作です。

 内村は、言葉で自分の生涯を後世への贈り物=「遺物」に
しようと説いていました。

 その内村が説く「代表的日本人」として
西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の五人を
あげ、その生涯を叙述し、日本人が大切にしている文化・
思想を英文で西欧に伝えました。

内村鑑三の思考を解説する若松さんの話は大変分かり
やすいだけでなく、ネッツトヨタ南国の経営哲学にも
内村の思想は影響を及ぼしているのではないか、と
感じた次第。若松さんの話から気付いたポイントを皆さんと
分かち合えればと思います。

【「代表的日本人」内村鑑三と横田さんって関係あるの?】

「代表的日本人」は、1908年に英文で発表されました。

この本は、キリスト者である内村が日本の精神性の深さを
世界に知らしめようとして書かれました。

なぜ知らしめなくてはならなかったか、というと、

日本人を西洋人に対して弁護するためです。

【では、彼は日本人の何を弁護しようとしたのか。】

 それは、明治以降、1877年西南戦争、1894年日清戦争、
1904年日露戦争と、ほぼ10年毎に国内外の戦争に明け暮れる
日本人は偏見を持たれていました。「盲目的な忠誠心」
「極端な愛国心」が特徴の民族との一面的な捉え方が
なされていたからです。

 札幌農学校を首席で卒業し英語に堪能であった内村は、
真の日本人の精神性を海外に伝える必要性を痛感していました。

もちろん、この本が1908年に出版されて、すぐに欧米から
日本人への理解が進んだわけではありません。

 しかし、ドイツでは文豪ヘルマン・ヘッセの父
ヨハネス・ヘッセがドイツ語に翻訳し、フランスの
クレマンソー首相(1841年-1929年)が1925年に本著を読み、
健康さえ許すならば日本に行き内村と話したいと語り、
後に、ケネディ大統領がこれを読んで、
「政治家として最も尊敬する人は上杉鷹山」と1963年の
大統領就任演説後、日本人記者の質問に答えた話は有名です。

 内村鑑三が描きたかったのは、日本人は、
好戦的な野蛮な民族ではなく、儒教・陽明学の教えを
信奉するやさしさ、思いやりを持った人間であり、
欧米のキリスト教徒が大切にしている精神と同じものを
日本人も大切にしている、という思いでしょう。

 内村自身、代表的日本人に紹介した5人と
Jesus(イエス・キリスト)に影響を受けた日本人だからです。

【内村と横田さんの経営哲学】

さて、私たちは、7月から横田さんから経営哲学を学ぶわけ
ですが、これまでも多くの企業経営者やリーダーの方々が
ネッツトヨタ南国さんやビスタワークス研究所さんから
学んだものの、なかなか実践には至らない、その精神をうまく
自分の現場では持ち込めず悩まれていると聞いています。

横田英毅さんの経営哲学を深く学ぶには、
ネッツトヨタ南国の経営を学ぶだけでは本質に迫れない。
単なる表層をなぞったに過ぎないと私は考えています。

多くの企業が、横田英毅さんの講演や勉強会に参加するものの
うまくいかないのは、その表層だけをなぞっているからです。

ネッツトヨタ南国が行なっているイベントをマネたところ
で、あなたの会社の社員が内発的動機を持った社員に
変われるはずがありません。

表に現れた現象を見るのみではなく、その底流に流れる思想、
経営哲学を理解したところから、学ぶ必要があるのです。

そこで、以前横田さんから伺ったこと、横田さんが紹介された
書籍等からの情報から判断すると、横田さんの経営哲学の中には
キリスト教の博愛主義の考えと、論語や陽明学にある
「知行合一」の考え方が横田さんの根本にあると発見しま
した。

単に「いい会社にしよう」ということと
「全社員を勝利者にする」とは、思想的にも、大きな違い、
大きな飛躍がある、と思いませんでしたか?

普通の経営者と横田さんがなぜ違いがあるのか、
自分の会社とネッツトヨタ南国との違いはどこにあるのか。

そのヒントは、ネッツトヨタ南国の母体企業グループ
四国の「西山グループ」にあると思います。

【西山グループとは?】
http://www.nishiyamagroup.com/

同社の歴史などひも解くと、その中心企業である
西山合名会社(現株式会社西山合名)は、
西山亀七、横田亀太郎がキリスト教の精神を
経営理念として大正6年に設立したものであることが
明記されています。
http://www.nishiyamagroup.com/group/scty/31.html

西山グループ創業者の2人は、
100年前の創業時(1918年ごろ)から
毎週日曜日午前中に行なわれていた礼拝と
牧師さんの説教を社員にも聞かせたい、と四国で
はじめて、日曜日を休日にした企業だそう。

当時、盆と正月しか休まないのが当たり前の時代、
日曜日を定休日にした企業はなく、
また、教会で話を聞くため、という理由に
「あの会社潰れるぞ」「そんなに休むなんて
どうかしている」と批判されたそうです。

今では、それは先見性ですね。

横田さんは、祖父の亀太郎さんから色々とお話を
聞かされて育ったそうです。キリスト教の教えだったり
倫理的なお話だったりしたそうです。
(「教えないから人が育つ~横田英毅のリーダー学」
天外伺朗 著 p26-28 より) 
https://amzn.to/2KjM4Rt
==============================================================
【ご案内】

勉強会「東海示道塾 至高編」の残席わずかとなってきました。

間違いなく投資した以上のリターンが得られると思います。

社外研修受講申請書に記載する事項も一緒に考えていきますので
ご遠慮なくお問合せください。

また、横田英毅さんの経営哲学を学び、新しい時代を切り開いていこう、と
意欲的な経営者・経営幹部の方がおられましたら、ぜひご紹介ください。

ご一緒に学ぶ良い機会と思います。

志高き方が一人でも多く参加されることで、本勉強会もより進化・成長が促進されます。

電話 090-4938-5526 メール info@dialogjapan.com

==============================================================

【日本基督教団高知教会】

現在、西山グループが運営する高知教会は、
板垣退助ら自由民権運動との関わりからスタートし、
明治のキリスト教教会の発展に大いに寄与したそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9F%BA%E7%9D%A3%E6%95%99%E5%9B%A3%E9%AB%98%E7%9F%A5%E6%95%99%E4%BC%9A

この高知協会の基礎を創った植村正久は、
日本のキリスト教教会の形成に大きな役割を果たした方です。

田村直臣、松村介石、内村鑑三と共に「キリスト教界の四村」
と呼ばれたそうです。

植村正久が支援し、後には、日本日本基督教団の指導者
となる多田素牧師が高知の教会を日本屈指の教会へと
成長させたといいます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E7%94%B0%E7%B4%A0

多田牧師は、1888年から1940年まで高知教会で活動された
そうです。

西山グループの創業者=横田さんの祖父たちは、
板垣退助の自由民権運動の流れを受けた、
このキリスト教の教えに、そして、この多田牧師の話に
影響を受けたものと思われます。

さらに、働き方のヒントとなるのが、このキリスト教の
教えです。

この明治期以降に広がる日本のキリスト教の教えは、
かつて戦国安土桃山時代に伝わったカトリック系ではなく、
節約・勤勉・営利を基とする【プロテスタント系】です。

プロテスタントの思想といえば、
マックス・ウェーバー著
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
https://amzn.to/2Kydj6X

ここには節約、勤勉、営利の追求の肯定があります。

最初から利潤の追求を目的とするのではなく、
行動的禁欲をもって天職に勤勉に励み、その「結果として」
利潤を得るのであれば、その利潤は、安くて良質な商品や
サービスを人々に提供したという「隣人愛」の実践の
結果であり、その労働が神の御心に適っている証であり、
救済を確信させる証である、という理論なのです。

この「最初から利潤の追求を目的としない」「結果として利潤」
という考え方は、一般の考え方とちょっと異なりますね。

横田さんの目的目標理論のベースに通じるものと思います。

プロテスタント教会の教義によって西山グループの人々は、
寸暇を惜しまず働き、節約(無駄を省くなどの支出の抑制)
し、収支を管理して合理的経営を行なってきたのでしょう。

また、生産性を上げるために、科学的合理的精神に基づいた
効率の良い生産方法も導入されたものと思います。

その「結果として」の利潤の追求に励み、禁欲的労働によって
資本は貯蓄され、創業100年となる今日の企業グループを
形成してきたものと推察されます。

その一方で、行き過ぎた合理的経営は人間性を損ないます。

また、信仰が薄れてゆくと、宗教としての色彩が弱まり、
利潤追求自体が自己目的化するようになります。

「結果として利潤」ではなく「利潤追求が目的」への
変容が起こり、
「内からの動機」に基づくものであった利潤追求が、
「外圧的な動機」によるものに変貌していきます。

この行き過ぎた合理的な経営に対し、

1980年に起業されたネッツトヨタ南国
(当初は、トヨタビスタ高知)では、
人間性の快復と「内からの動機」に基づく経営への
回帰へのシフトが起こったものと推察されます。

この人間性の快復と「内からの動機」に基づく経営
というテーマは「横田経営哲学」の底流に流れる
ものと思います。

ここを抑えたうえで、7月からの講座に参加することで、
具体的な施策、取組構築が肚で理解できるのではないかと
思います。

多くの経営者の方は、単に表層のイベントやアンケートと
いったツールを導入すれば変わるんだ、と勘違いして、
かえって自社の企業文化が育まれず、思ったような成果が
でない、と悩まれているように思えてなりません。

横田さんだけに焦点を当てるのではなく、その背景に

西山グループ、
内村鑑三「代表的日本人」
そして、
プロテスタント系キリスト教、
マックス・ウェーバー

このバラバラと思える点と点をつないだ線の先を
みた上で、「自分はどうあるべきか」その大元を常に

確認しながら歩んでいけるといいですね。


それでは。今日もお元気で!

2018年7月3日火曜日

ちょっとした心遣いがファンを生む~私が大事にしたい会社~1


先日、ある関東地方の神社へお参りに行ったときのこと。

その日は、暑い一日で、われわれが神社に到着した3時過ぎでも、
33度を超えるほどの気温でした。

「まずは、冷たいものでも」

ふと立ち寄った門前のお団子屋さんで、冷たいドリンクやかき氷を食べてから、参詣しよう、と思ったのでした。

店内に入ると、そちらの奥の席にお座りください、と言われる。

誰も座ってないのに、なんで、奥の席???

席に座ると、店員さんが、冷水とおしぼりを持ってきました。

どうぞ。

おしぼりは、普通のペーパー式のものです。

https://askul.c.yimg.jp/img/product/3L1/904401_3L1.jpg

こういうものでした。

手渡されて、はじめて気づきました。

なぜか、ヒンヤリするんです。

「おお?!」

おや?と封を開けると、なんと、ゴワゴワしています。

というのも、おしぼりが凍らせてあったからです。

凍っていて、ゴワゴワしている。けれど、そこにはお店の
今日は暑いから、少しだけでも、ヒンヤリして、涼しさを感じてね、
という温かさを感じました。

冷たくて気持ちがいい。
そして、お店の気持ちが嬉しい。

頼んだドリンクとかき氷、お団子が届きました。

おいしかったことは、言うまでもありません。

こういう会社・お店を私は大事にしたい、大事だなあ、と
思います。あなたはいかがでしょうか。

追伸 

「奥の席」を勧められた理由は、その席がエアコンの風が一番届きやすい席だったのでした。これも、温かい心遣いでした。

それでは。今日もお元気で!

2018年7月2日月曜日

あなたが大事にしたい会社

あなたの会社は大事にされてますか?

なくてはならない

愛されている

やってて良かった

表現は様々ですが、あなたの会社は、人から「大事にしたい」「この会社はいつまでもあってほしい」と思ってもらえていますか?

「なくなってもらったら困る」「あなたの会社が在ってくれて、本当に良かった。助かった。」そんなふうに思われたら、最高ですよね。

地域を問わず、全国で仕事をさせてもらっているお陰で、全国各地に、名前は知られてはいないけれど、僕自身が「大事にしたいなぁ」と思う会社や商店・レストランがたくさんあります。

これから、そんな、いくつかの会社さんを紹介していきながら、後藤自身の価値観と他者が大事にしたいという客観的な視点を持つことが経営に大切だということにも触れていきたいと思います。


それでは。今日もお元気で!

2013年3月11日月曜日

手を観ただけで。

東洋医学の先生に、手相を診てもらう機会がありました。すると、左手にほくろが多い、と指摘されたのです。

「ほくろが多いのは、すい臓のインシュリンが出過ぎているから。これで、すい臓が弱い、ということがわかる。インシュリンが止まると、糖尿の系統がある、ということがわかる。また、爪の生え際から色具合をみているのは、肝臓、腎臓が弱ってきているかどうがもわかる。心臓も爪の生え際からわかる。潰瘍があるかどうかも指のむくみからわかる。

結論として、すい臓、腎臓、肝臓が悪くなってきているぞ」



ここまででわずか3分。

僕らが企業をコンサルする際も、3分くらいで、問題点や弱くなってきている部分を、ズバッと指摘できるようにならないといかんな、と痛感した次第です。

いちいち書類出してもらわなくても、ぱっと顔を見ただけで、手を見ただけで、課題と解決法がわかる、そんなレベルになりたいものです。

それでは。今日もお元気で!





ダイアログジャパンのYouTubeチャンネルを登録しよう
ダイアログジャパンブログをRSSで購読する

2013年3月10日日曜日

自分のこと、わかってる?

誰もが自分のことはわかってる、と言う。いや、それは違うな。大企業ですら、事業が行き詰まると、自分のことを見失ってしまうな。ソニーは、今や何の会社なのか?シャープは?

どの会社も自分が何者か、お客は誰なのか見失ってしまうな。

不振に陥ってしまっている会社は、自分たちが何者か、何者でないか、わからなくなっているぞ。

まずはその辺りから始めるとええ結果につながるぞ。


2013年1月15日火曜日

二兎を追うべきか、一兎を追うべきか



あるクライアントさんの12月売上速報値が出た。

昨年対比2%マイナス!という結果。

結果だけみれば

「善くないね」「不況だもん、まあこんな感じだよな」という方もあるだろう。

だけど、昨年の売上との比較を内訳でみると、驚きの結果になっている。

(2011年)     (2012年)
下請け:8割   下請け→0  
直  販:2割   直  販→10割

トータルの合計は、前年比マイナス2%だけど、直販の伸びはなんと前年比5倍以上!

背景をご紹介しよう。

元々、このクライアントさんは元々直販業務を主に経営してきたのだが、長期の不景気ということもあり、金融機関さんの紹介もあって、下請け業務を受け容れてしのいできた経緯がある。だが、ホンネで言えば、下請け業務は辞めたかったのだ。

というのは、下請け業務は、コストを切り詰められ、緊急対応を求められ、辛い業務だったからだ。背に腹は変えられぬ、と請け負ったものの、在庫は増え、売掛金の回収に3ヶ月もかかり、キャッシュフロー負担は増えていた。最も悲しいことは、一生懸命応対してもお客さんから感謝されない仕事だったのだ。

「これでは何のために仕事をしているかわからない。自分が一生懸命やったことをお客さんから感謝される仕事がしたい。ならばお金は厳しくなるだろうが、思い切って辞めてみよう」それが、この社長の決断だった。

なかなか重い決断だ。

このご時世なかなか売上があがらない時である。固定費の負担のために定期的に入る仕事を誰もが求めている。しかも、リピートがほぼ確実にある業界の仕事。

なんと言っても昨年8割の売上がある事業。不定期で緊急対応を求められる業務ではあるものの、低いとはいえ利益は確保できる事業だ。


そんなの辞められるだろうか?

数字に頭いっている会社ならこうはいかない。普通なら「下請けも直販もどっちも欲しい」のが当たり前。二兎を追うのが商売人だ。


それを12月に思い切ってゼロにした。直販だけに振り切った。

この社長の決断に、社内の誰もが反対した。

税理士も反対した。コンサルも反対した。だが、社長は決断した。自分達がやりたい方向はそちらではない、と。

結果は昨年対比2.3%マイナス。

表面の数字で評価されるとするなら、マイナスはマイナスである。しかも、売上の柱となっていた事業を辞めてしまう決断は論理的とはいえない。

しかし、数字では現れない、情熱やチームワーク、やりがいなどから「この仕事はできません。このまま引き受けていたら、かえってお客さんにも迷惑がかかる」と決断した。

直販は波がある事業だ。

12月は5倍以上に伸びたものの、1月は?2月は?短期の予測すら立てにくい。不安だらけだ。

だが、不安は、このご時世、どんな事業にも付きまとうものだ。

「楽しいか、楽しくないか、だけで判断すればいい!結果は後からついてくる!自分が盛り上がっていかないと、その情熱は他人には伝わっていかないよ!盛り上がっていこう!」

一見、いいかげん、と言われるようなコンサルティング指導をしてきた自分も、決断を迫られた瞬間だった。

この決断が吉と出るか凶と出るかは、まだわからない。

売上規模から考えたら時期尚早だったかもしれない。まだまだ二兎を追わなくてはならない時期かもしれない。

だが、この決断後、確かなことがある。

それは、この会社がスタッフ全員が100%の力を投入できるようになり、ますます笑顔溢れる職場になって、社長を筆頭に楽しみながら、笑いながら、嬉しそうに仕事している、ということだ。

今後も応援していこうと思う。


それでは。今日もお元気で!


ダイアログジャパンのYouTubeチャンネルを登録しよう
ダイアログジャパンブログをRSSで購読する

2012年12月18日火曜日

高山facebook勉強会

お金はかからず、努力と工夫次第で売上が上がる、いい時代が到来しています。ブログ、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブといったソーシャルメディアを活用することで、(パーソナル)ブランドを確立し、集客に成功している事例が地方都市でも生まれてきているからです。

今回は、郡上の鰻屋さんの事例を中心に、どうしたらお客さんの心に「ぐっ!」とくるんか、その具体的な方法と、共感のアイディアをご紹介しましたよ。

まずは基本的な自己紹介を。

自己紹介に必要なのは意欲です。ですが、それだけでは不十分。信頼を築くためのタイムライン(過去・現在・未来)がきちんと例示されていることが大事です。現在は過去の積み上げであり、その積み上げである未来をどう捉えているのか、その方向性をきちんと、「みえる化」してあげることで、聞き手(受け手)が、その人の言うことを信頼できるか、できないか、変わるからです。

そして、共感を得るには、いったん、今のペルソナ(仮面)を脱いでもらって、素の自分をみせることです。それには子供の頃の大好きだったことなどを思い出してもらうと善くなります。

爆竹で遊んだ、とか、川へつりに行った、などなど出てくる出てくる、、、話しているうちに、スーツを着た大人がだんだんと、笑顔が素敵な小さな子供だった頃に戻っていって、胸襟を開いて、本当に安心して、リラックスできた姿になっているのがわかります。

そうだよなあ、そういう笑顔や、心からの思いを、ソーシャルメディア上に、もっと出してくれれば、ぐっ!と来るんだよ!

そんな話をさせてもらいました。

熱心に御参加の皆さん、ありがとうございました。
少しでも役に立ってもらえれば、良くなってくれればいいなと思います。

最初はパソコンで画面いじって、、、なんて考えていた方も、「なんだよ、これ、遊びか?」なんて疑心暗鬼のような顔をされていた方も、どんどん参加の皆さんと仲良くなって、わいわいとなっていった姿がみれて一安心。アンケートにも好意的な声が多くて嬉しいなあ。

これからアンケートを読むのが愉しみでございます。うれしいなあ。ありがとうね。

それでは。今日もお元気で!


ダイアログジャパンのYouTubeチャンネルを登録しよう
ダイアログジャパンブログをRSSで購読する

LinkWithin

Related Posts with Thumbnails