2005年3月3日木曜日

最近のブログの隆盛に驚いています。
しかも、ニュース系のブログは質の高い内容が書かれていて本当に驚かされます。
プロのライターと、ブログライター、どちらが質が高いのかはっきりいってよーわからん、というレベルまで来ている、と思います。

でも、残念ながら、みな手弁当でブログを書いているんだよね。すばらしいコラムを書いて啓蒙を与えるようなレベルの高い記事が無料で読めるのは嬉しいことなんだけど、彼らの努力、時間と手間に対してすばらしい!と賞賛するだけでなく経済的なメリットが得られる仕組みがなくてはならない気がします。既存の媒体、特に新聞や雑誌などでは、利害関係バリバリ、圧力バリバリかけられていたりして事実に基づいた記事がなかなか報道されないのでは?とメディア報道のあり方に疑問が出てきている。

それを手弁当のブログジャーナリストたちがおっかけている、という構造は、竹やりで飛行機を打ち落とす、みたいな感じであまりに貧弱だからです。

IT企業が既存媒体を購入し、変革をもたらすのではないか、と一時期待していましたが、新興企業側も既存企業もお互いに理念なく、ただただ自らの利害だけでPRしまくっているようにみえます。

さて、最近では、ボランタリーで書き連ねてあったブログが突然商用に使われた、ということで衝撃を受けて、コメント欄が祭りっぽくなってしまった件がありました。

これって、インターネットが当初商用ではなく、ボランタリーで利用されていたときと同じような意見ですね。気が付くと目ざといベンチャー企業がうまくビジネスベースに持ち込んでいきました。

現在、ブログを取り巻く状況というのは、そういう状況に非常に近いんではないかしらん?

儲ける=悪徳、と考えるのではなく、経済的なメリットも得られるしくみを用意して、質の高いブログジャーナリスト、ブログコラムニストを育成し、健全な社会発展に寄与できるような応援がしたいなあ、と感じています。どうしたらいいか、腹案はまだ固まっていませんが、なんか協力できることがあればと思います。

「ジャパニーズドリーム!」ってあるものです。本田社長のお話は、世界一の会社になる、と言っている会社さんとは違うと思いました。

0 件のコメント:

LinkWithin

Related Posts with Thumbnails