2006年11月27日月曜日

二番手の鉄則 ~ Competitive strategy

二番手メーカーが先行メーカーとまったく異なる商品をもってシェアを逆転することは稀です。松下電器はかつて「マネシタデンキ」と揶揄されながらも常に先行メーカーと似て、かつ改良した商品で逆転してきました。PCでも巨人であったIBMがその世界で敗れたのはアップルによってでなく、IBM-PC/AT“互換機”によってでした。庇を借りて母屋を取る、追走者のまともな戦略はこれが基本です。
ノムさんの時事短評より



Adsenseの元であるGoogle AdwordsはYahoo&MSN連合のOvertureに比べ、日本ではシェアが劣っています。Overtureがポータルを主流とした80:20戦略に対して、Adwords Adsenseはまるでロングテール戦略ですね。個々のアクセスは少ないけれどコアなサイトへの出稿を確保していく作戦ですね。インターネットユーザーは最初はポータルを利用しますが、なじんでくると直接個別サイトにアクセスします。そうした際に影響力を行使できるようAdsenseのリーチを広げているのがGoogleの戦略のように思います。まだポータルのアクセスが多いわけですが、ポータルのシェアが落ちた瞬間に逆転できる、という戦略と思います。


Google Adsenseのこの戦略、どんな成果となるのか、今後も楽しみです。

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